『自分を探して』


この一ヶ月は仕事をしながら、自分自身を探してきた。

写真と出会い、フィルムという喜びに導かれ、”フィルム写真”という存在に生きる価値を見出してきた。

しかし、”デジタル写真”という新たなジャンルが驚異的な勢いで”フィルム写真”を浸食し、
歴史を塗り替えている現実。

僕は、いつしかそんな時代の狭間で単なる傍観者になっていた。

颯爽と変化していく世の中。
それにしがみついているものの理解をしていない自分。
そうした中で、カメラマンとしての自分、表現者としての自分、父親としての自分・・・
様々な自分が、僕を意識の葛藤へと引きずり込んでいく。

まさに、破裂しそうだった。
もやもやしているいろいろな思いが。

そしてそれは今も続いている。
深い深い葛藤とともに。

ただ、以前と異なり30歳という分岐点を過ぎた事で、僕の心の中に”落ち着き”と”ゆとり”という救いが生まれた。

だから、もっともっと長い目で見ていく勇気を持てたのかもしれない。

その先に有る”喜び”を求めて。

僕は今日も自分を探し続ける。

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